1. |
餓鬼
01:46
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うるせえうるせえうるせえ
だまれだまれだまれうるせえ
ここはどこだ 俺はだれだ これはなんだ
体中が痛み 目を焼く光
まだ眠っていたい まだ眠っていたい
酷すぎる世界 まるで耐えられない
倒れそう今にも 眩暈がして吐きそう
俺を取り囲む 不気味な家族
帰してくれ頼む 帰してくれ頼む
何でこんな目に マジでわからない
夢を見ていたのに もう思い出せない
悪臭に鼻曲がり はらわたは煮えくり返り
怒りに気が狂う 話が違う
汚え手で触るな 見るに堪えぬ馬面
唾を飛ばす駱駝 下卑た声を出すな
オマエもオマエもオマエも敵だ敵だ敵だ敵だ
殺してやる必ず 命乞いも構わず
俺のことLOOK AT ME
糞のような世界
滅茶苦茶にしたい
手あたり次第
×２
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2. |
バンドワゴン
02:58
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※
排気ガス吐き
撒き散らすゴミ
寿司詰めのワゴン
でこぼこな五人
×２
愉快な旅へGO
愉快な旅へGO
にぎやかに
愉快な旅へGO
愉快な旅へGO
おんぼろを騙し騙し
軋むギアに油を挿し
乗り心地はマジ悪い
できるならもう帰りたい
ミクさんが悪態つく 過ぎる景色は退屈
ハンドル切り左に右 整備された道破壊する
Salmonella beatsは反吐吐き
ステレオは爆音垂れ流し
かくも顔曇る兵隊にいい気持ち
松傘は酒気帯び
あちこち行ったり来たりジグザグ
轍を遠目に見ればトリックアート
俺ら5人組のバンド
トランクの中の奴が生きてれば
※
いつも誰かに追われてる
止まりたくても止まれねえ
いつも何かに追われてる
眠りたくても眠れねえ
×２
※
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3. |
なるほどですね
01:06
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なるほどですね
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4. |
殺人部
02:40
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※
残虐な暴力教師だって敵わない
奴ら殺人部 奴ら殺人部
極悪な野球部の先輩だって目じゃない
奴ら殺人部 奴ら殺人部
悪徳な生徒会すら手出しできない
奴ら殺人部 奴ら殺人部
虐められてるオタクだって関係ない
奴ら殺人部 奴ら殺人部
鉄棒に吊り下げられた惨殺死体
校庭に捨てられていた首なし死体
はらわた引きずりだされていた水死体
花壇にばら撒かれたバラバラ死体
屋上から降る鉄パイプで串刺し
遠足のバスを爆弾で吹き飛ばし
細菌兵器で新入生たち皆殺し
参観日の父兄ライフルでハチの巣に
※
誰もわからない次の犠牲者
夕方の校舎の裏から悲鳴が
狙われたら決して逃げられない
今日も積み上がっていく死体死体死体
※
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5. |
ギター
02:34
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※
赤い俺のギター
掻きならすギター
けだもののギター
まぼろしのギター
振り回すギター
血まみれのギター
夕暮れのギター
イマジナリギター
shake your body
shake your body
振れよ腰
shake your body
shake your body
shake your body
shake your ass
腰を振れよ
shake your body
光るmillor ball
いつか皆殺す
歌う鬼太郎
夢で逢いましょう
独り言アンプリファイ
轟音で耳を串刺し
夜の窓にTurning up
歪んだフレーズ繰り返す
※
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6. |
すっからかん
02:35
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右の腕は国の母に
左の腕は野良犬に
二つの目は若い妻に
鼻は嫁がせた娘に
右の指は5人の孫に
左指は庭の鶏に
右の足は義理の母に
左の足は物乞いに
肺の一つは兄様に
二つ目は街の妾に
奥歯は先生の倅に
前歯は馴染みの歯医者に
胃袋は生け簀の鰐に
赤い血は鉢植えの花に
ペニスは池で泳ぐ鯉に
心臓は寿司屋の親父に
だから、ここには何もないよ
あげられるのは何もないよ
すっからかん、俺、すっからかん
すっからかん、俺、すっからかん
あいにく何もないよ
あげちゃったから何にもないよ
すっからかん、俺、すっからかん
だから君にはあげられないよ
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7. |
俺の犬
01:53
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※
まるで手が付けられない俺の犬
血の海と化す午後のピクニック
躁と鬱を繰り返すミルフィーユ
夜も昼もエレクトリック
×２
行ったり来たり右に左
空を見て膨らんだり縮んだり
三回回って家具を破壊し
布を破り涎を垂らし
彼女の夢に押し入り
便座の下から舐めるお尻
君の実家のリビングで踊りまくり
乱痴気の破廉恥は度を越し
蓋を開いては臭いを嗅いだり
裏と表をひっくり返したり
隣の花畑ふみ荒らし
伏字のあれやこれやばら撒き
点滅する二つの目チカチカチカ
登ったり下りたりイライライラ
手近な奴から八つ裂き
いくら噛めど千切れど足りない
※
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8. |
ねむみ
01:56
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どうしてこんなに眠いの
ハンドル握りながら目つぶりそう
車線の間を行ったり来たり
左に右 右から左
後ろ、前、揺れるあたま
窓からお日さま暖か
意識の水面でswimming
足掻いても沈んでいくdreamin
のたくる文字 空き缶転がり
涎の海でclusing
ちゃん隣 裸になり
下着の中がbubblin
クラクションは遠く
I feel so good
この身を包み込む羊水
真っ赤な信号
真っ赤なfront glass
何もかもどうでもいいよ
人生をretireしてもいい
ただ眠りたい、ただ眠りたい
人生をretireしてもいい
ただ眠りたい、ただ眠りたい
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9. |
十五歳
02:09
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※
だってしょうがないじゃない
きみは若くて元気な十五歳
諦めるしかないんじゃない
空でも飛べそうな十五歳
晴れ着の君が眩しい
眩しいあまり俺は具合悪い
体よれよれ やがて老いぼれ
日陰歩く背中を丸めて
俺が見えるか死体にでも
靄で濁りきった頭うつろ
部屋の隅に積もる外れクジ
罅割れから溢れ出す粘液
恨めしや羨ましや
恨めしや羨ましや
恨めしや羨ましや
恨めしや羨ましや
この先には何もない
そういえば振り返れども何もない
この国はたそがれの十月
懐に忍ばせる硫酸
だってしょうがないじゃない
きみは若くて元気な十五歳
受け入れるしかないんじゃない
喜びにあふれた十五歳
昔の歌が懐かしい
あれもこれも思い出し恥ずかしい
きみの小さな瞳が俺を見る
俺は瞳の奥に夢を見る
君は十五歳 だから仕方ない
君は十五歳 だから仕方ない
君は十五歳 だから仕方ない
君は十五歳 だから仕方ない
※
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10. |
ビニール男
02:10
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ビニールの体、ビニールの頭
ビニールの服を着た俺はビニールマン
ビニールの口とビニールの声で
ビニールの歌うたう俺はビニールマン
今日も君に会いたい
今日も君に会えない
いつも君のこと考えてる
俺はビニール、ビニールマン
空をみて膨らんだり
本を読んで萎んだり
月の夜に浮かんだり
砂浜に寝転んだり
雲になって飛んで君のもとへとゆく
野良犬が噛んだ穴から風がピュー
ビニールの国のビニールの城で
ビニールの部屋に住む俺はビニールマン
ビニールのパジャマ、ビニールの枕
ビニールの夢をみる俺はビニールマン
今日も君に会いたい
今日も君に会えない
いつも君のこと考えてる
俺はビニール、ビニールマン
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松傘 HLDGS. Japan
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